工場で利用されるWindowsNT搭載の産業用PCの延命修理
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工場の生産ラインで稼働する監視用PCが、HDDの不具合で起動しなくなった。OSはWindowsNTで、メーカーサポートも終了しているため、システム全体の入れ替えも検討されていた。故障したHDDからデータを抽出し、新しいHDDへ環境を移行。あわせて電源ユニットやメインボードのオーバーホールも行い、PC全体の延命に成功した。
起動しなくなった産業用PCを修理し、今後も5年間は安定稼働させたい。
工場の抄紙機ドライブ装置の監視に使用している産業用PCが、起動途中でエラーメッセージが表示され、OSが立ち上がらなくなった。昨年も同様の症状で予備HDDに交換して復旧した経緯がある。今回は修理とあわせて、今後5年間は安心して使用できるよう延命措置を希望。OSや専用ソフトのインストールディスクがないため、現在の環境を維持したまま復旧する必要があった。また、価格よりも信頼性を重視しており、現地での出張立会納品を希望されていた。
HDD交換と現環境移行、主要部品のオーバーホールによる延命提案
まず詳細な分解調査を行い、故障原因がHDDにあることを特定。故障したHDDから専用ソフトを含むシステム環境を丸ごと抽出し、新たに入手した未使用のSCSI HDDに移行する作業を提案。再発防止と安定稼働のため、経年劣化が懸念される電源ユニットとメインボードのオーバーホール(予防保全)も併せて実施。修理完了後は、現地へ出張し、正常に稼働することを確認したうえで納品するプランを提示した。
産業用PCが安定稼働を再開、生産ラインへの影響を最小限に。
故障したHDDからシステムとデータを完全に復旧し、新しいHDDへ移行。電源ユニットとメインボードのオーバーホールも完了し、PCは安定稼働を取り戻した。現地での設置・動作確認も無事完了し、お客様が運用していた特殊な監視システムも以前と同様に利用できるようになった。システム全体を入れ替えることなく、最小限のコストと時間で生産ラインのPCを復旧・延命できたことにご満足いただけた。