仮想化で、レガシーシステムを最新の環境へ。
古い産業用PCやFAPCのOS、設定、データ、DBシステム、アプリケーションを一つの仮想ファイルとして統合し、最新のコンピュータ上で継続運用が可能。
経年劣化の影響を受けず、安定したシステム稼働を実現する
究極の延命ソリューションです。
仮想化とは
古い産業用PCで稼働する業務システムを継続して使用したいと考えていても、新しいPCが古いOSに対応しておらず、移行が困難なケースは少なくありません。
このような場合、新しいPC上に仮想環境を構築し、古いバージョンのOSをインストールした仮想マシンを作成することで、従来の業務システムをそのまま継続して運用することが可能になります。
日本ピーシーエキスパートでは、独自の技術とノウハウを活用し、お客様の既存システムを最新の高耐久コンピュータ上で仮想環境として正常に動作させるサービスを提供しています。
仮想化を導入することで、仮想マシンのバックアップを適切に管理していれば、万が一ベースとなるコンピュータが故障しても、迅速に予備のコンピュータへ仮想環境を移行し、業務を継続することが可能になるなど様々なメリットがあります。
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- Windows98システムをWindows7ノートパソコンに仮想化
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- Windows3.1をWindows10に仮想化
仮想化のメリット・デメリット
メリット
- 一度仮想化を行えば、仮想マシン(VM)アプリケーションが対応する限り、異なるハードウェア上でも運用を継続できます。
- 既存のアプリケーションやデータベースシステムを、OSの変更やバージョンアップなしでそのまま利用できます。
- VM関連ファイルをバックアップしておけば、ホストコンピュータが故障しても、別のPCへコピーすることで速やかに復旧できます。
- 物理的なシステム全体をバージョンアップするよりも、仮想化により低コストで運用を継続できます。
デメリット
- ホストコンピュータの性能によっては、仮想環境の動作速度が低下する可能性がある
- ホストコンピュータと仮想環境の操作を同時に行う場合、運用が煩雑になることがある
仮想化をおすすめしたい業種
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インフラ・交通業界の企業様
鉄道、水道、ポンプ場などのインフラ業務は、24時間365日止めることが許されません。
万が一、パソコンが故障し、制御アプリケーションが使用できなくなると、業務に深刻な影響を及ぼします。
そのため、インフラ施設においては、システムの継続性を確保する手段として仮想化が不可欠です。
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現在の業務システムを継続利用したい企業様
業界特有のアプリケーションや業務システムを継続利用したいが、最新のPCへの移行が難しい、または多額のコストがかかる場合、仮想化を導入することで現行システムをそのまま運用できます。
特に、特定のOS環境でのみ動作するレガシーシステムを使用している企業様にとって、仮想化は最適な選択肢となります。
導入事例

- インフラ設備(地方自治体)
- 自動車関連(車検管理、ホイールアライメント)
- 医療機関(病院や歯医者の電子カルテシステム)
- スポーツ施設(ボーリング場、ゴルフ場などの運営管理システム)
- 建築業(業務用CADソフトなどの専門システム)
他にも、さまざまな業種で仮想化の導入実績がございます。貴社のシステムに最適な仮想化のご提案をいたしますので、お気軽にご相談ください。
仮想化プラン
経年劣化とは無縁になる究極の延命プランプラン内容
OS、設定、データ、DBシステム、アプリケーションを 一つのファイルにして、最新の高耐久コンピュータ内でバーチャルマシンとして動くようにします。
現在のパソコンが壊れてる場合は、まずは故障修理を行った上で仮想化を行います。
現在ご利用のOS、設定、データ、データベース(DB)システム、アプリケーションを一つの仮想ファイルとして統合し、最新の高耐久コンピュータ上でバーチャルマシン(VM)として運用できるようにします。
万が一、現在のパソコンが故障している場合は、修理後に仮想化を実施いたしますのでご安心ください。

導入メリット
- システムの長期安定稼働を実現
- 最新のPC上で、Windows NTなどの旧OS環境を再現し、従来のアプリケーションを継続利用可能
- 万が一ホストコンピュータが故障しても、予備のPCへ仮想環境を迅速に移行し、業務継続が可能
※一部のライセンス制限により、移行が制限される場合があります
仮想化イメージ

仮想化ソフト「VMware」とは
VMwareは、業界標準の仮想化ソリューションであり、サーバおよびPCの仮想化を実現するソフトウェアです。
これにより、最新のパソコン上でWindows XPをはじめとする旧OS環境を構築し、従来の制御アプリケーションを引き続き利用することが可能となります。

仮想化の流れ
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- 1. 簡易診断
- パソコン背面の写真をお送りいただけましたら、仮想化が可能か確認いたします。
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受付時間 10:00~17:00(土日・祝祭日を除く)
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- 2. パソコンをお送りください
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仮想化を希望されるパソコン本体を当社宛てに宅配にて発送いただきます。
インフラ施設など止めることが難しい場合は、出張して現地調査(出張費用15万円~)をすることも可能です。
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- 3. 「見積提案書」を作成します
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試作品を作成して診断を行います。(※ここで必ず試作品の作成費用が発生いたします)
また、見積提出まで通常1週間程度かかりますので、お急ぎの場合は事前にご相談ください。
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- 4. オンラインで説明
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見積提案書の内容についてオンライン(ZOOM)にてご説明いたします。
提案書の提出から1か月以内を目安に依頼するかをお決めください。
※仮想化を行わない場合は、PCを現状にお戻しして返送いたします。この場合は、分解調査票+送料のみかかります。
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- 5. ご発注
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最終的なプランを決めていただいた後、正式見積書をお作りいたします。
ご確認後、問題がなければ発注書をお送りいただき、確認後に本制作に入ります。
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- 6. 仮想化
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OS、設定、データ、DBシステム、アプリケーションを 一つのファイルにして、最新の高耐久コンピュータ内でバーチャルマシンとして動くようにします。
万が一、そのコンピュータが故障してもいいように、バックアップをとって予備コンピュータで再稼働できるようにしておきます。
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- 7. 納品
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作業が完了しましたら、納品いたします。(状況により出張納品を提案する場合もあります)
また、納品時に請求書も発行いたします。
仮想化における注意点
仮想化は多くのシステムで有効な手段ですが、すべてのパソコンが仮想化できるわけではありません。
これらの課題について、日本ピーシーエキスパートでは事前にシステム環境や互換性を十分に確認を行い、最適な仮想化の方法をご提案いたします。
外部インターフェースの制約
以下のインターフェースを使用している場合、仮想化が困難または不可能となるケースが多く、たとえ仮想環境で動作しても安定性が確保できない可能性があります。
これらのインターフェースを必要とするシステムの場合、仮想化のメリットが限定的になるため、事前の調査が重要です。
- USB
- PS / 2
- LPT
- RS-232C(COM)
- LAN
- SCSI
- RGB / DVI
アプリケーションソフトの互換性
アプリケーションの仕様によっては、仮想環境での動作が保証されない場合があります。
ライセンス認証の制約
一部のソフトウェアは、マザーボードに紐付いたライセンス認証を採用しており、仮想環境で認証が通らないことがあります。
よくある質問
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- 仮想化後も、従来と同じ操作ができますか?
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はい、ほぼ同じ操作感でご利用いただけます。
仮想環境内で従来のアプリケーションやシステムが動作するため、基本的な操作方法に大きな変更はありません。ただし、ハードウェア固有の制約が影響する場合があるため、事前の検証を推奨します。
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- 仮想化とバックアップの違いは何ですか?
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バックアップはデータの複製、仮想化は動作環境の再現です。
バックアップは、単にデータを保存している状態であり、復旧には同一または互換性のある環境が必要です。一方、仮想化は現在のアプリケーションやシステムが動作する環境そのものを再現するため、ホストコンピュータが故障した場合でも、仮想マシン対応のPCへ関連ファイルをコピーすることで迅速な復旧が可能です。
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- 仮想化に適さない業種はありますか?
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クラウド化や最新の管理システムが利用可能な業種では、仮想化のメリットが限定的です。
例えば、小売業の顧客管理システムや飲食店のPOSシステムなど、最新のPCやクラウド環境で問題なく動作するアプリケーションを使用している場合、仮想化はコスト面で最適な選択肢とは言えません。そのため、仮想化の必要性については、導入前に十分な検討が必要です。
仮想化の事例
豊富な延命コンサルティング実績がございます。
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