垂直磁気抵抗素子作製装置制御PC(DELL Optiplex GX60,Windows 2000) の故障修理・延命事例
東京都世田谷の研究所様
- 修理サービス
- 延命サービス
垂直磁気抵抗素子作製装置制御パソコンの故障修理・延命コンサルティングを行いましたのでご紹介いたします。
パソコンが起動しなくなり、研究のスケジュールに影響が出てしまっている
薄膜の製造実験を行う装置に付帯している古いパソコンで、Windows2000が使われています。
基礎研究に使用しているもので、かなり大規模な設備なので、簡単に全部入れ替えるわけにはいかないということでお困りの状況でした。
そんな中、パソコンが起動しなくなり、研究のスケジュールに影響が出てしまっているので、すぐに修理を行いたいということと、今回と同様、故障して装置が使用できなくなることがないようにしたいということで当社にご相談いただきました。
お客様は、装置の納入メーカーにまず相談をしたそうですが、メーカーの方には、「古すぎるので修理は不可能だが、パソコンと装置の中間のシーケンサを最新のものに更新することによって、最新のパソコンと最新バージョンのソフトを導入して、復旧はできる」とのことでしたが、費用と納期がかかりすぎるのでとても困っていらっしゃいました。
故障修理+延命措置をご提案
故障原因は、電源ユニットの故障および、HDDの物理故障でした。
また、メインボードの経年劣化が激しかったので、HDDの磁気記録情報の復元、電源ユニットを新品に交換、メインボードのオーバーホールを施し、修理+延命措置をご提案しました。
さらに、今後の故障時を見据えて全く同じミラーマシンの制作も提案いたしました。
お客様は「本当になおるとは思わなかった!」と驚いておりました。
まずは、パソコンの修理復旧及び延命をいたしました。
納品時の動作試験は現場のクリーンルームにて、装置メーカーの担当者の立会いの下に行いました。
装置メーカーの方は不可能と思われたパソコンが動くようになっていて驚いておりました。
もちろん、問題なく動作し、今までの実験データや、装置の設定情報などが入っている「レシピデータ」もすべて復旧ができたので、メーカーの方はさらに驚いておられました。
最終的に、すべて元通りになり、お客様は「本当になおるとは思わなかった!」と驚いておりました。