「PC修理屋」と「延命コンサル」の違い
DIFFERENCE

「PC修理屋」と「延命コンサル」の違いをご紹介いたします。

業務で使っているPCが壊れたら修理すれば、もう大丈夫だと考えてしまう人は多いものです。

結論から言うと、工場などで使用しているPCを「修理」しただけでは安心できません。

現場で10年以上使っている古いPCの場合、修理だけではまた別の部分が壊れる可能性が実は高いということは、あまり知られていません。

(そのあたりをPC修理屋は言いませんので、しかたがないことかもしれませんが)

多くの方が混同している「PC修理屋」と、私たち「延命コンサル」との違いについて、わかりやすく説明いたします。

修理は「壊れた部分を直す」、延命は「寿命を延ばす」

現在、古い産業用PCの延命を行っている私たちも2003年の創業当時は普通のPC修理屋でした。

プラント現場 2003年創業当時の店舗

だから言えるのですが、PC修理屋の仕事は、壊れた部分を直して、PCが動くようにするまでです

例えば:

  • 電源ユニットが壊れた → 電源ユニットを交換する
  • HDDが故障した → HDDかSSDに交換する
  • マザーボードが起動しない → マザーボードを交換

このように、壊れた部分だけを直して、「動く状態」にするのがPC修理屋の仕事になります。

なぜ「修理だけ」では不十分なのか?

工場などで使用されているPCが壊れたとします、それは全ての部品が劣化している中で、たまたまその寿命が尽きた部品がある状態が「故障」した状態です。

そのPCは、電源ユニット、マザーボード、HDD、ファン、コンデンサなど、全ての部品が10年間、ずっと稼働し続けています。その中で、たまたま電源ユニットの寿命が先に尽きて、PCが起動しなくなっただけです。

修理

修理では、壊れている電源ユニットだけを交換しますが、他の部品は10年間、ずっと使い続けて劣化した部品がそのまま残っている状態です

だから、数ヶ月後に今度はHDDが壊れる可能性がありますし、次はファン、その次はコンデンサが破裂する可能性があります。

これが「修理だけ」を行う場合のリスクだと考えています。

延命で「寿命は延ばせる」

私たちが行っている延命措置は、将来故障しそうな消耗パーツのオーバーホール(全分解・清掃・劣化部品交換)や交換を行い、修理直後に「また壊れる」ということがないようにして、設備停止のリスクを考慮した延命プランの作成と実行を行います。

つまり、字のごとく「寿命を延ばす」のが延命になります。

修理が「応急処置」なら、延命は「予防医療」のような位置づけだと考えております。

延命

「PC修理屋」と「設備延命コンサル」の役割の違い

次に、「PC修理屋」と「設備延命コンサル」の役割の違いについて説明します。

PC修理屋は、PCを直すことが仕事です。「PCが起動するところまで」は面倒を見ますが、壊れたPCが起動すれば、仕事は終わりですので、それ以上のことはしてくれません。

PC修理屋がやること

  • 壊れたPCを預かる
  • 故障部品を特定する
  • 故障部品を交換する
  • 起動確認して納品

ここでPC修理会社の仕事は終わりです。

延命コンサルタントの場合は、PCを一時的に直すことを最終目的としていません。

工場で使用しているPCが故障すれば、生産ラインが停止し、少なくとも数千万円の損害が出る可能性がありますので、そのリスクを最小化することを考えるのが仕事です。

お客様の計画をお聞きしたうえで、次回の設備更新時期まで設備が安定して稼働し続けるための延命措置のスケジュールをご提案します。

設備延命コンサルがやること

  • お客様の要望(使用予定年数、設備の重要度)をヒアリング
  • 分解調査を行い、どの部品が劣化しているか、どこまで延命すべきか診断
  • 複数の延命方法を提案
  • お客様の計画に合わせたスケジューリング
  • オーバーホール(全分解・清掃・劣化部品交換)
  • 予備機が必要なら製作
  • 稼働テスト
  • 保守計画

設備が使えるようになるまでサポートするのが延命コンサルタントの仕事です。

設備延命

また、私たちが見ているのは、PCだけではありません。

  • 設備全体  :PCとつながっている制御盤や周辺機器
  • 運用環境  :温度、湿度、ホコリの状況
  • 運用方法  :24時間稼働か、定期的に停止するか
  • 費用対効果 :設備更新との比較
  • 経営計画  :いつまで設備を使う予定か
  • リスク許容度:止まったらどれくらい困るか

これら全体を見て、お客様にとって最適な延命策を設計しております。

PC修理屋と設備延命コンサルの違い(比較表)

項目 PC修理屋 設備延命コンサル
PCを直す 設備の突然停止の予防
PCの復旧 損失の回避
PC単体 設備全体
修理のみ 複数の選択肢
修理して終わり 長期的なサポート

延命コンサルタントから

「私たちは、ただPCを修理している会社ではありません。

お客様の生産活動を守り、突然のPC停止による損失を回避し、次回の設備更新まで停止しないようにすることが仕事です。

そのために、現場を見て、お客様の声を聞いて、最適な延命策を一緒に考えています。

それが、私たちの「設備延命コンサルティング」なのです。」

企業にとって、PCが壊れる前に、延命措置を施すことこそがリスク管理として非常に重要だと、私は考えています。

森田社長
株式会社日本ピーシーエキスパート
代表取締役社長 森田起也

実際に、当社はこれまで3万台以上のPCの修理・延命を通じて、数百億円以上の損失回避を実現してきました。

この経験があるからこそ、単なるPC修理ではなく「設備全体を見据えた延命策」をご提案できるのです。

まずは、お客様の設備を実際に見せていただき、最適な延命策を一緒に考えましょう。