延命コンサルの現場から
COLUMN

【事例でわかる】バンザイ製アライメントテスター用PCの故障修理と延命方法

2024.06.10技術レポート

【事例でわかる】バンザイ製アライメントテスター用PCの故障修理と延命方法

自動車サービスに欠かすことのできない機器を数多く提供しているのが株式会社バンザイ社です。
自動車整備機器のトータルソリューションを担っており、バンザイ製のアライメントテスターを使用している会社は相当数あり、実際にBANZAI製アライメントテスター用のパソコンの故障修理や延命を求める依頼は多くあります。

このBANZAI社のアライメントテスターを稼働させるPCの延命を支えるのが私たちピーシーエキスパートです。
自動車整備業務を止めないために、私たち産業用PC延命のプロが現場でどのような修理や延命を行っているのか、これまでの事例を元にご紹介いたします。

【事例1】BANZAIホイールアライメントテスター用PC(DOS-V)の故障修理・延命実績

日本ピーシーエキスパート

日本ピーシーエキスパート

千葉県市川市の自動車整備工場様より、アライメントテスターが動作しないとご連絡を頂き、当社で故障修理と延命を行いました。

アライメントテスター事例1

BANZAIホイールアライメントテスターに繋がるPCが故障し、起動不能に。テスター自体はまだ使えるため今後も使用したく、PCの修理延命をご相談されました。

PCを確認したところ、以下の部分に劣化が見られました。

     
  • ①RTCチップの内部電池(リチウム)の消耗
  •  
  • ②HDDの状態不良

劣化箇所

劣化箇所

かなり古い産業用PCであり、全体において老朽化している旨をお伝えしたところ、故障か所だけでなく、故障寸前の部品すべてを新品に交換することを希望され、①と②の対応を行いました。

修理完了

修理完了

無事、安定して稼働できる状態となり、再び問題なく、BANZAIホイールアライメントテスターが使用可能となりました。
業務への影響も最短で押さえられ、大変お喜びいただけました。

日本ピーシーエキスパート

日本ピーシーエキスパート

今回のパソコンはかなり古いタイプではありましたが、中身を新品に入れ替えたことにより、これから長くお使い頂くことが可能です。
重要な役割を担う業務用PCは、早め早めの対策を行うことで、被害を最小限に抑えることが可能となります。「まだ大丈夫だろう」ではなく「まずは相談してみよう」の意識が大切です。

【事例2】BANZAI アライメントテスター用パソコン( BML-4600MS-DOS 6)の故障修理・延命実績

日本ピーシーエキスパート

日本ピーシーエキスパート

福島県の自動車整備工場様より、アライメントテスターが動作しなくなり、車検が行えない旨の連絡を頂き、故障修理と延命を行いました。

故障修理と延命

BANZAIホイールアライメントテスターに問題はないものの、操作用のPCが起動せず、車検が行えないとのこと。日々使っているため、すぐに修理して欲しいとのご相談です。

修理実施

PCを確認したところ、以下の部分に劣化が見られました。

     
  • ①電源ユニットの劣化により、定格電圧が出ていない
  •  
  • ②HDDの劣化

修理実施

①については、修理メンテナンスをご提案。そして②については、まだ故障はしていないもののかなり古く、いつ壊れてもおかしくない状態である事をお伝えし、新品の産業用SSDへの交換をご提案いたしました。
すると、どちらも対応をご希望されたため、電源ユニットの修理を行い、HDDをSSDに交換。中身のデータも丸ごとコピーを行い、故障前とまったく同様に使える状態へと仕上げ、納品となりました。
現場に導入し、無事動作することをご確認頂き、完了です。
車検もすぐに再開し、停止期間がわずかで済んだとのこと。弊社としても大変嬉しく思います。

日本ピーシーエキスパート

日本ピーシーエキスパート

今回、HDDはまだ故障していなかったのですが、ひと足先に新品のSSDに交換となりました。このように、壊れる前のご対応であれば、安全にデータの移行が可能となります。
大切なデータです。どうか、「何ともないうちに」弊社にご相談ください。

【事例3】旧型パソコン(BANZAI MS-DOS)の故障修理・延命事例

日本ピーシーエキスパート

日本ピーシーエキスパート

静岡市の工場様より、BANZAI社製の旧型PCが起動しないとご相談をいただき、故障修理と延命を行いましたので事例としてご紹介します。

BANZAI社製旧型PC故障事例

工場でお使いのBANZAI社製のパソコン。かなりの旧型です。通信エラーが表示され、起動できないとのこと。再度、使用可能な状態にして欲しいとのご相談です。

劣化箇所

PCを確認したところ、以下の部分に劣化が見られました。

     
  • ①メインボードの劣化
  •  
  • ②HDDの劣化
  •  
  • ③電源の劣化

旧型のPCであるため全体的な老朽化が見られ、上記か所の交換をご提案いたしました。
しかし、ご予算との兼ね合いがあり、③は今回対応せず、①と②の対応を行うことが決まりました。
メインボードについては、電子部品を可能な限り交換実施。HDDも、新品SSDに交換したことにより、オンリーワンである磁気情報を担保したこととなります。今後、万が一故障したとしても、部品交換のみで修理対応が可能で、重要なデータを失うことはないことをお伝えし、お客様にご安心いただくことができました。

日本ピーシーエキスパート

日本ピーシーエキスパート

弊社では、お客様がご要望する修理対応を、最大の効果が得られる手法にて実施いたします。ご希望と同時に、ご予算につきましてもご遠慮なくお話ください。出来得る方法を、ご提案させて頂きます。

当社のサービスや事例について資料でまとめてご確認いただけます。

古い産業用パソコン 修理・延命のご提案

社内での検討や事例をまとめてご覧になりたい方のために、日本ピーシーエキスパートのサービス紹介や会社概要をPDF にてご用意しました。

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故障修理・延命についてのご相談は

お問い合わせ

寿命診断

担当コンサルタント

森田 起也

森田 起也(もりた たつや)facebook

株式会社日本ピーシーエキスパート

幅広いスキルや経験を生かして、メーカーや修理会社が絶対に行わないような、マニアックな修理を得意としている。お客様のご要望・ご希望を受けとめたうえで、最も費用対効果の高い延命方法を提案する技術者。