延命コンサルタントとは
2023.03.20延命コラム
産業用パソコンを工場などでお使いの企業様へお聞きします。
「現場で使用している設備パソコンの調子が悪い場合、どうされますか?」
ほとんどの場合、パソコン修理会社へ連絡し、修理を依頼されることと思います。
たしかに、パソコン修理会社は、その名の通りパソコンを”修理”してくれます。
しかしそれは、壊れている部分を”とりあえず”直してくれるだけで、故障に至った背景や現在の課題、今後起こりうるリスクなども含めた相談など、お困りごとを全て受け入れてくれるということではありません。
私たち延命コンサルタントは、修理はもちろん、修理に至らないための手段を講じたり、今よりも更に良い方法をご提案するなど、幅広い視点でお客様をサポートする存在です。
企業の中で生産設備用のシステムに携わるご担当者様に、その肩の荷を下ろして頂けるよう尽力する『延命コンサルタント』という存在をまずは知って欲しい。私たちはそう考えています。
延命コンサルタントの役割
「長く使っている設備用のパソコンが壊れてから、急いで修理を依頼する」
企業のリスクマネージメントとしては、これは非常に”まずい”状態です。
システムの停止は、損失を意味します。1時間停止するだけで、損失は多額に。
つまり、壊れないこと・停止させないことが本来の課題であり、そうならないための手段を事前に講じておくことが求められているのです。
しかしながら、一般的なパソコン修理会社は『壊れたものを修理する』のが仕事であり、「壊れそうだから」「不安だから」といった理由で、パソコンを見てもらうことはできません。
この時点で、設備担当者様の考えと修理会社の役割は、実は相容れないのだとおわかりになられるかと思います。
私ども延命コンサルタントは、『故障に至らないようにする』ことを使命としています。
そのために、現場の要望は何なのか、理解することから始めます。そして、故障する前に困っている部分を解消させ、損失を回避するのが仕事です。
問題なく設備を使うことができ、業務が滞りなく遂行できること。そして、”急に壊れるんじゃないか”という不安から設備担当者様が開放されることを目的としています。
トラブルとなれば、どれだけ設備担当者が悩まされるのか、その苦悩を知っているからこそ、メンタルまでしっかりとケアしていきたいと考えています。
一般のパソコン修理会社 | 延命コンサル会社 | |
---|---|---|
最新のPC修理 |
可能 | 可能 |
10年以上前のPC修理 |
不可 | 可能 |
PC故障前の確認作業 |
不可 | 可能 |
PC含むシステム全体の相談 |
不可 | 可能 |
PC環境改善への提案 |
不可 | 可能 |
新システム導入のアドバイス |
不可 | 可能 |
修理はゴールではなく、スタートです
私たち日本ピーシーエキスパートと企業様とのお付き合いは、トラブルから始まることが多々あります。装置が止まってしまったり、通常利用している修理業者に「直せない」と言われてしまったなど、非常にお困りの状態で連絡を頂くというパターンです。
当社では、いかなるトラブルであっても、「直せない」とお断りすることはいたしません。 お客様の求める『結果』をお伺いした上で、必ず希望の状態へと導きます。 これは、積み重ねた技術と、3万台のパソコンを修理して培った経験、そして数多くのメーカーや機種のパーツストックがあるからこそ出来ること。
駆け込まれた企業の求めには、きちんと答えを提示し、丁寧に対応をしていく。不安の解消こそが、日本ピーシーエキスパートの役割であると考えます。
そして、ひとたび私たちにお任せ頂ければ、そこからきめ細かなコンサルティングがスタートします。 もう、“設備が止まる”という不安は、決して抱かせません。ご安心ください。
修理が目的ではない割合は92%ほど
かく言う私どもも、創業当時は、いわゆる一般的なパソコン修理会社でした。
3万台を超えるパソコンを修理し、その際に関わった多くの企業の設備担当者様と向き合ったことにより、92%の企業において『修理が目的ではない』ということが分かったのです。
企業のご担当者への当社顧客調査
「ご依頼いただいた目的を教えてください」
これは修理業者の考える修理が『パソコンの不具合を解消すること』であるのに対し、企業の求める修理とは『パソコンの不具合を解消し、その上で装置やシステムがきちんと稼働すること』を意味します。
一般的な修理では、企業の希望には応えられていなかったのだと気付かされたわけです。
多くの企業様からのご相談には、あらゆる学びがあります。
・現場の声に耳を傾けない修理に意味はない、ということ。
・壊れていなくても、「壊れそう」の段階で対応して欲しい、ということ。
・元の状態に戻しながらも、壊れにくいPCにして欲しい、ということ。
そして何より、このような声をしっかりと聞き出し、真摯に向き合う姿勢を持つこと。
だからこそ日本ピーシーエキスパートは、ヒアリングを基盤とした延命コンサルティング会社へと変わっていったのです。
どのような古い産業用パソコンも延命します
日本ピーシーエキスパートがサポートをする企業は、多岐に渡ります。
自動車、製鉄、半導体、金属加工、整備など。そして、研究所や大学、病院等あらゆる施設も含まれています。これらは、どちらにおいても『稼働を止めるわけにはいかない』という事情を抱える場所であることが分かります。 どちらの企業・施設も全てをお任せ頂いていますので、現在、延命のためのあらゆる手立てを行い、設備担当者様に代わってサポートを実施しています。
また、時には、新規設備の導入へ、企業を後押しする役目も担います。 新規設備を導入するということは、延命コンサルタントのお仕事は終了となるわけです。つまり、お得意様をひとつ失うわけですから、本来であれば、そのような後押しはしない方がいいのかもしれません。 しかし、日本ピーシーエキスパートの役割は、お客様にとっての最適解。自社の売上で最優先ではありません。新規設備の導入によってベストな環境が整うのであれば、それに越したことはありません。これもまた、ひとつの延命の形だと言えるでしょう。
このように、どのような時でも、企業の目的達成を第一に考えるのが、延命コンサルタントの仕事です。 お困りの企業様はもちろん、設備が止まるような事態に陥りたくないとお考えの企業にも、ぜひ、私たちが提供する「延命コンサルタント」という新しいソリューションを、ご検討いただければと思います。
当社のサービスや事例について資料でまとめてご確認いただけます。
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社内での検討や事例をまとめてご覧になりたい方のために、日本ピーシーエキスパートのサービス紹介や会社概要をPDF にてご用意しました。
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