三次元測定機操作用FAPC(HITACHI WindowsXP)の修理・延命コンサルティング事例
埼玉県新座市の工場様
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工場で使用されている設備用の組込FAPCが起動しなくなりお困りのところ、当社で延命コンサルティングを行い解決しましたので事例としてご紹介させていただきます。
三次元測定機用FAPCが起動しない
工場のご担当者様からこのようなご相談をいただきました。
・設備用で使用しているWINDOWS XPのFAPCが起動しなくなりました。
・電源がNGだったようなので、メーカーにて修理してもらったところ、通電しても起動しませんでした。
・「Press F2 for System Utilities phoenix」のメッセージが出ますが、キーボードを接続しても認識しません。
・ハードディスク、電源、電池などは問題がありません。
・bios画面が出ないことから、マザーボードの不具合だと思います。
・PC・マザーボード共に、生産を終了しておりますが、部品交換などにより、修理することは可能でしょうか。
ひとつひとつの問題点を当社エンジニアが精査してご提案を行いました。
最大限の延命~応急修理の3つのプランを提案
当社エンジニアの診断の結果、メインボード故障(BIOSデータ欠損)が判明し、海外からメインボード調達の必要があることが判明しました。
実際の延命については最大限の延命、通常の延命、応急修理の3つのプランを提案しました。
1. 「最大限の延命」として、劣化部品をすべて新品交換し、できるだけ延命をするプラン
2. 「応急修理」として、マザーボードのみ交換し、最小限のコストでとりあえず三次元測定機を動作するようにするプラン
3.「通常の延命」として上記2プランの間のプランをご提案しました。
新設備を導入するうえでの重要なご決断の理由を提供できました
海外からの調達になるので納期が1ヵ月以上になったことや、延命にかかるコストを総合的に判断いただき、修理をあきらめて新設備に投資する決断をされました。
私たちはただ修理をする会社ではなく、お客様のビジネスを継続するための延命コンサルティングを行っている会社ですので、正直なところ、新設備に入れ替えができるのであればこれがベストだと考えます。
しかしながら、新設備はコストや時間がかかりますし、さらには操作方法が変わるのでオペレーター教育も必要となります。
このような事情から修理延命が必要となる現場もあります。
弊社の提案内容により、今回のように新設備に入れ替えを決断するきっかけになることもあり、これもお客様への貢献であると考えております。