三次元測定機用パソコンの故障に悩まされないために
2023.05.29延命コラム
工場で生産されている部品など、物の形状を三次元の座標情報として捉え、立体的に把握することのできる三次元測定機。ミツトヨや東京精密に代表されるこれらの機器を活用する工場、企業は非常に多くあります。
三次元測定機は精密機器であり、定期的なメンテナンスも行われ、良い状態で保たれていることが多いと思いますが、その三次元測定機を制御するためのパソコンについては、必ずしも良い状態ではない場合が少なくありません。
最適な状態で三次元測定機を使っていくために出来ることには、一体どのようなものがあるのでしょうか。
三次元測定機の不具合の原因
少し、三次元測定機の制御で使用されているパソコンについてご説明します。
第三次産業革命として知られる1990年代。三次元測定機の導入がその時期であれば、Windows98や2000、XPのパソコンではないかと思います。
当時、製造現場のIT化は凄まじく、大企業に限らず、中小企業においてもどんどんオートメーション化が進んだ時代。Windows98や2000、XP仕様の家庭用パソコンが制御用のパソコンとなり、日本中の企業・工場に導入されていきました。
それから25年。時の経過と共に、パソコンの老朽化に悩まされる企業が頻出しています。
それもそのはず。制御用に使われたのは家庭用パソコン。過酷な環境は想定されていない製品ですから、当然のことだと言えるでしょう。
三次元測定機を制御するパソコンの故障原因として考えられるのは、以下の3点です。
1. 過酷な使用環境。(長時間の継続使用や、気化した油の浮遊など工場特有の環境)
2. 経年による劣化。
3. 温度変化。
過酷な状況を、綱渡りのように耐え抜いているというのが、実情なのです。
三次元測定機用パソコンが故障する前に
日本ピーシーエキスパートがお勧めしたいのは、以下の故障する前の対策です。
①仮想化
仮想化とは、コンピュータOS、設定、データ、DBシステムアプリケーション、これらすべてがひとつのファイルとなり、最新のコンピュータによるVM上で、永遠に動かせる技術。
“パソコンの劣化”に伴う不安から開放される対策と言えます。
②予備機の製作
予備機とは、いまお使いのパソコンと全く同じ状態のパソコンを予め作っておき、万が一の際には差し替え、被害を最小限に食い止めるという対策。
「予備機がある」という安心は、設備担当者の強い味方となるはずです。
このような対策をした上で、ぜひ行って欲しいのは、日々の状態確認です。
不安定な動きとなっていないか、いつもと少しでも異なる部分はないかをチェックしてください。
不穏な状態を見逃さないようにして欲しいと思います。
また、ホコリの除去や温度の管理など、一般的なメンテナンスも行っていきましょう。
三次元測定機用パソコンが故障した場合は
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既に不具合が発生してしまった場合は、日本ピーシーエキスパートへご相談ください。
故障の原因究明、修理、そして今後のメンテナンスまで、トータルでご対応いたします。日本ピーシーエキスパートの強みは、予め用意された修理プランが無いということ。
故障の原因も内容も、企業によって異なります。
だからこそ企業の状況に合わせた修理プランを作り上げる。これが、弊社の強み。
どんなお困りごとにも柔軟に対応できるのは、部品の選び方から修理する箇所、その方法まで、全てを企業に合わせて変化させられる弊社だからできることなのです。
ご依頼いただいた後は、以下のような流れで対応させて頂きます。
日本ピーシーエキスパート修理プラン例
①徹底したヒアリング
- 何年ご使用のパソコンか。
- 使用頻度は? 24時間365日?週に数回?
- どのような不具合が起きていますか?
- いつまでの修理をご希望ですか?
- ご予算はいくらですか?
など。
これらは、ほんの一部です。
②お客様だけのプランを“複数”ご提案
③修理プランのカスタマイズ
ご希望に合わせ、変更、追加、何でも対応可能です。
④必要に応じ、仮想化や予備機製作のご案内
生産現場は、パソコンにとって、とても過酷な状況です。
劣化や故障を、避けることはできません。
だからこそ、常に寿命を意識し、しっかりと対策を行っていきましょう。
可能であれば、パソコンが故障する前の対策である仮想化や予備機の製作をお勧めいたします。
パソコンの保守、メンテナンスは、業務の根幹に係わる大切な部分。
一時的な修理にしか対応できない業者では、真の不安払拭は叶いません。
日本ピーシーエキスパートなら、修理の後、その先までのご提案やメンテナンスが可能です。
日本ピーシーエキスパートが行うのは単なる修理ではなく、ご相談頂いた企業のPC専任コンサルタントとしての対応です。
事業の行く末を左右する大切なパソコンを、ぜひ日本ピーシーエキスパートにお任せください。
三次元測定機用パソコンの故障修理・延命事例
仮想化での対応を行った事例です。
既に故障していたため、まずは起動できる状態まで修理で対応し、そこから仮想化へ。
パソコンの修理と同時に、延命も行った事例です。
ご予算、納期共に、ご満足いただけました。
アプリケーションが停止したパソコンを修理。稼働できるまでにした事例です。
安定してご使用いただくため、今後は定期メンテナンスを行って参ります。
パソコンの修理をメーカーに依頼すると、数千万の見積り。しかも、納期は数か月後。
これでは影響が大きすぎるとご依頼頂いた事例です。
仮想化での対応を行い、2か月かからずに完了。大変喜んで頂けました。
また、オンラインでのサポートもスタートしています。
日本ピーシーエキスパート
このように、日本ピーシーエキスパートは、どのような三次元測定機用パソコンの故障にも対応が可能です。
お困り事を徹底したヒアリングと提案により、企業様にとって一番良い解決策に導いて参ります。
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