古いパソコンの故障で工場設備・生産ラインを絶対に停止させないために
2023.07.03延命コラム
工場設備や生産ラインの停止は、会社の危機を意味します。
金銭的な損害はもちろんのこと、信頼を失うリスク、カバー業務を行った社員の疲弊、そこから繋がる会社への不信や不満の発生など、引き起こされる事態は計り知れません。
だからこそ、『パソコンの故障で設備を停止させない』ことが必要不可欠なのです。
工場設備・生産ライン停止の一番の要因は制御用パソコンの故障
多くの工場設備、そして生産ラインは、パソコンで制御されています。
そして、不具合発生の多くが、工場設備の故障そのものではなく、制御用パソコンの故障で起こっているという事実はあまり知られていません。
そして制御用パソコンの故障の理由は、経年劣化が大きな割合を占めています。
工場設備や生産ラインにおいては、24時間365日と、過酷に稼働しているパソコンが多く見られます。すると、パソコン内に蓄積されたストレスは大きく、『いつ停止してもおかしくない状況で綱渡りのように稼働している』というのが実情と言えるでしょう。
もちろんこれは、”産業用パソコン(FAPC)”と呼ばれる高性能なパソコンを使用している現場であっても同様です。産業用パソコンは性能が高く、リスクは少ないだろうと思われがちなのですが、壊れないパソコンなどありません。
時が来れば、必ず壊れます。その時は、明日かもしれません。
だからこそ稼働している間に、まだ無事なタイミングで、対策を講じることが重要なのです。
工場設備・生産ラインを絶対に停止させたくない
日本ピーシーエキスパート
「私は、若かりし頃、とあるプラントの停止を経験しています。
たった1台のパソコンが故障しただけで、プラントと生産設備の全てが止まってしまった時の恐怖は、今でも覚えています。」
1時間で数億ともなる多額の損失。あの怖さを身をもって経験したからこそ、『工場の設備は何がなんでも停めてはいけない』と心に刻まれ、それが、私たちの基軸となっています。
他のパソコン修理会社においては、【故障対応=直すこと】になっています。
目の前にあるパソコンの不具合を直し、調整することで作業は完了です。
私たち日本ピーシーエキスパートは違います。
弊社の故障修理対応とは、【パソコンの故障を修理することは当然で、その先にある設備の稼働を確認するまで】が仕事の範囲であると言えます。
というのも、パソコンは直ったにも関わらず、設備に繋いでも稼働しないというケースは、意外にも多いのです。
実際、「他のパソコン修理会社で修理をしたが、設備が稼働しない」というご依頼は多く受けています。これでは、お客様にとっては「直った」では無いと思います。
今まで通りに工場設備や生産ラインが稼働できて初めて、修理完了。
ここまでするのが、私たち日本ピーシーエキスパートなのです。
このような想いがあるパソコン修理会社は、他には無いと自負しています。
製造業での古いパソコンの故障修理・延命事例
弊社にお問い合わせのあった企業様より、トラブル時のお話を伺いました。許可を頂きましたので、一部ご紹介いたします。
尚、トラブル時には大変な状況となりましたが、弊社にて修理を行い、その後はコンサルティング対応しており、安定した稼働が行えている企業様です。
製造業L様
とある年の年末、製造装置を制御するパソコンが不調となり、装置が停止してしまいました。年末年始も装置は稼働の予定で、納期もそれを見越して設定していたため、装置が停まるのであれば、その分を職員総出でカバーしなければなりません。
年末年始の返上、三交代制での職員配置となれば、退職者もでてくるでしょう。それでも、年明けの生産量を確保しなければ、取引先の信用までも失ってしまいます。行くことも戻ることもできない状況に頭を抱えていた中、ネットで日本ピーシーエキスパートさんを見つけ、藁にもすがる思いで修理を依頼しました。
すると、すぐに出張修理に来てくれ、応急処置をしてもらえたのです。急な出張修理ということで費用はかかりましたが、職員にも取引先にも一切迷惑をかけることなく解決できたので、安い投資だと感じています。
そして年明けには予備機の作成も依頼し、これからはこのような事態になることのないよう対策も打てたので、トータル的に見ても安くついたと思っています。
日本ピーシーエキスパート
パソコンの故障は、ある日突然に起こります。
起こった際は被害を最小限に抑えた対応が必要で、タイミングが悪ければ、自社の社員や取引先に迷惑をかけてしまうことになってしまいます。
場合によっては経営が傾いてしまう事態にもなりかねません。
パソコンを修理するには、当然のことですが費用がかかります。
しかしその金額とは、取引先からの信頼を守るためであり、社員の不満や退職リスクを抑えるためのものであると考えて欲しいと思います。
弊社では、企業の信頼と信用を守るためのパソコン延命をご提案しています。
製造業での故障修理・延命事例をいくつかご紹介します
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INCA 化学分析装置のアプリ制御用パソコン(HP VECTRA VL800 Windows 2000)の故障修理・延命事例
- 修理サービス
- 延命サービス
- ミラーリングサービス
- 愛媛県の科学計測器メーカー様
- 20年前のINCA 化学分析装置が動作しなくなったので、復旧したいと当社にご相談をいただき、故障修理・延命を行いましたのでご紹介いたします。
詳細はこちら
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ミツトヨ形状測定機アプリFORMPAK制御用パソコン(Dell opitiplex GX260 WindowsXP)の故障修理・延命実績
- 修理サービス
- 延命サービス
- 栃木県の工場様
- 工場で使用されているミツトヨ形状測定機用パソコンが起動しなくなり生産に影響が出ているとご相談をいただき当社で故障修理・延命を行いましたのでご紹介いたします。
詳細はこちら
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ミツトヨ形状測定機用アプリFORMPAK 制御パソコン(Dell opitiplex GX260 WindowsXP)の故障修理・延命実績
- 修理サービス
- 延命サービス
- ハードウェア入替サービス
- 栃木県さくら市の工場様
- 工場で使用されているミツトヨの形状測定機用のパソコンの故障修理・延命を行いましたのでご紹介いたします。
詳細はこちら
工場設備・生産ラインを絶対止めないためのご提案
私どもには、日々、製造業のお客様より古いパソコンに関する様々なお悩みやご依頼が寄せられます。
- 制御パソコンが突然壊れてしまった
- 生産に影響が出ていて困っている
- 今すぐ、どうにかして欲しい
というような、急を要するご依頼も多くありますし、下記のような”今後についてのご相談”もございます。
- 時おり不調になるが、しばらくすると直る。対処した方がいいのか。
- 設備入れ替えはするが、5年先と決まっている。それまでの稼働と保守を頼みたい。
- 修理をメーカーに依頼したら、入れ替えしかないと言われて困っている。
- 古いパソコンについて相談できる人が周りにいない。
- 予算的に設備の入れ替えはできない。どうにか今後も今のパソコンを使えるようにして欲しい。
製造業と言っても会社によって、お悩みは千差万別です。
だからこそ、敢えて、『日本ピーシーエキスパートでは修理方法を設けない』という結論に至りました。
日本ピーシーエキスパートがご相談を受け、行うことは、【それぞれの会社に合わせた延命プランの提案】です。
お客様のお悩みとご希望に合わせ、ベストな延命プランをご提案いたします。
例えば、代表的な延命の方法としては、以下のような方法があります。
- 代替部品を用意して行う延命
- 仮想化
- 予備機の作成
これらを組合せ、お客様の状況に合わせたベストな方法をご説明いたします。
また、時には時間差で段階的に延命を行うなど、状況に合った提案と実施も可能です。
何に困っているのか、どうしたいのか。
それは、企業によってまったく異なるものです。
画一的な修理対応では、到底、満足の結果は得られないものと考えます。
日本ピーシーエキスパートでは、丁寧なヒアリングを行い、その上で、不具合の一つひとつにお応えできる提案と修理を行って参ります。
日本ピーシーエキスパート
「修理は手段であり、目的ではありません。
目的は、設備を止めないこと。そして、お客様の損害を減らすことです。」
いかなる手段を講じてでも、工場設備や生産ライン停止の問題を解決に導く自信が私たちにはあります。
当社のサービスや事例について資料でまとめてご確認いただけます。
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社内での検討や事例をまとめてご覧になりたい方のために、日本ピーシーエキスパートのサービス紹介や会社概要をPDF にてご用意しました。
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