BIOS起動不可の産業用PC修理、納品後の不具合にも無償で対応
商社様
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RAID1構成の産業用PCが、ハードディスク故障をきっかけにBIOSも起動しなくなりました。調査でメインボードの故障も判明したため、中古メインボードと高信頼性ストレージに交換しシステムを復旧。しかし納品後、拡張ボードが認識しない不具合が発覚。調査の結果、PCIスロットの初期不良と判断し無償で再修理を実施。最終的に完全復旧させ、お客様の業務への影響を最小限に抑えました。
BIOSが起動しなくなった産業用PCを修理してほしい。
RAID1構成の産業用コンピュータにて、ハードディスク2台の故障を示すメッセージが表示された後、BIOSが起動しなくなってしまいました。まずは、このコンピュータを業務で再び使用できるよう、最低限の修理で復旧してほしい、とのご要望でした。
修理完了後、実機に接続したところ、拡張ボードは認識されているものの、画像信号がPCに入力されないという別の問題が発生したため、この拡張ボードが正常に動作するよう、完全な状態での復旧を希望されました。
故障部品を特定し、最低限の構成でPCを復旧させるご提案
まずは詳細診断で故障箇所を特定します。原因とみられるメインボードは中古良品に交換。故障したハードディスクは、より信頼性の高い産業用ストレージ2台に交換し、RAID1構成を再構築します。元のハードディスクからシステムやデータを抽出し、新しいストレージにコピーすることで、以前の環境を維持したまま復旧させます。これにより、コストを抑えつつ、システムが動作する最低限の状態に戻すことを提案しました。
納品後の拡張ボード不具合も、無償の初期不良対応で解決
提案内容に基づき、メインボードとストレージを交換し、システムを復旧させて納品しました。しかし、お客様が実機で動作確認した際、拡張ボードが正常に機能しないという問題が発覚。PCを返送いただき再調査した結果、交換したマザーボードのPCIスロットの初期不良と判明しました。無償で再度メインボード交換を行い、拡張ボードが正常に動作することを確認。最終的に完全な状態で再納品し、問題を無事解決いたしました。