切削油を使用している工場で使用しているワイヤー放電加工機用パソコン(MS-DOS)の故障修理・延命実績
奈良県の産業用機器製造会社様
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ワイヤー放電加工機用パソコンが急に立ち上がらなくなったとご相談をいただき調査したところ切削油が原因でショートしてましたので当社で故障修理及び延命を行いました。 切削油を使用している工場で使用している産業用パソコンは要注意です。
ワイヤー放電加工機用パソコンが急に立ち上がらなくなった
以前、弊社にて故障修理・延命したワイヤー放電加工機用パソコンではあるが、急にPCが立ち上がらなくなったとご相談をいただきました。
状況をヒアリングしたところ、作業部屋の引っ越しで別の部屋に移動して電源をONにしたら全く電源が入らなかったということでした。
基板には、ぬるっとした液体が全体に付着しており、ショートしていることが判明
パソコン本体、電源ユニット内部を確認すると、ぬるっとした液体が全体に付着しておりました。
液体は、伝導性のものと判明し、これが原因でショートした結果故障したことが判明しました。
メインボードはまだ故障していませんが、いずれは故障する可能性が高いため、洗浄を試みましたが、通常の洗浄剤が全く効きませんでした。
どうやら切削油のようで、お客様に切削をしていないか確認したところ、切削機があり、確かに切削油を使用しているとのことでした。
前回の修理時はこのようなことはなかったので、確認すると、前回修理から、PCの置き場所を変更したらしく確かに切削油が揮発している可能性がある部屋でした。
このため
1.今後は切削油が揮発していない部屋にPCを置く
2.電源ユニットを新品交換
3.その他部位できるだけ洗浄
以上の提案をいたしました。
部品交換・洗浄により無事動作するようになりました
電源ユニットを新品交換し、その他の部品の洗浄を行い無事動作するようになりました。
メインボードに付着した切削油は除去できませんでしたが、今後は必ず別の部屋にPCを設置していただくということでお願いしました。
現在も問題なく動作するとのことでした。