電子カルテシステム用サーバーPC（FUJITSU PRIMERGY TX120 Windows）の故障診断・延命修理提案

整形外科クリニック様から電子カルテ用で使っていたサーバーが故障し、過去のカルテを見られないとご相談をいただきました。分解調査を行い延命のご提案を行いましたのでご紹介いたします。

電子カルテシステム用サーバーがクラッシュして過去のカルテを見られない

【ご相談内容】
電子カルテシステム用サーバーPCがクラッシュ。すでに最新のクラウド型の電子カルテは導入済みであるが、過去のカルテを見られないと困るので、多少時間がかかってもよいので何とか復旧をしたい。

仮想化、修理＋延命、応急修理の3つの提案

分解調査の結果、メインボード経年劣化、電源ユニット経年劣化、HDD経年劣化は認められたものの、ハードウェアは現在のところ故障は見当たりませんでした。
しかし、RAIDが崩壊しており、HDDの論理エラーが原因となっていることが判明しました。

また、仮想環境での起動に成功したため下記3プランを提案しました。

１．仮想化プラン
２．HDD交換、メインボード・電源ユニットO/Hの修理＋延命プラン
３．HDD交換のみの応急修理プラン

3つのプランを提示後、ご検討いただくことになりました

あと5年以上使用したいとのことでしたので、上記１：「仮想化プラン」または２：「HDD交換、メインボード・電源ユニットO/Hの修理＋延命プラン」をお勧めしたうえで、ご検討いただくこととなりました。３の「HDD交換のみの応急修理プラン」ですと、5年使用できるかわかりませんのでおすすめできません。
また、メインボード故障時に修理ができるか不明であることを説明したうえで、ご検討いただくこととなりました。