ThinkPad T60の故障をデスクトップ機へのWindows XPシステム移植で解決

Oracleデータベースと通信を行うLenovo ThinkPad T60（Windows XP）が起動不能となった事例です。ファンエラーや液晶不良などのノートPC特有の問題を根本解決するため、デスクトップPCへの「ハードウェア入替」を実施。試作機での動作検証を経て、高耐久部品を用いた本番機を納品しました。

Windows XP搭載のThinkPad T60を復旧し、業務アプリを使えるようにしたい

Oracleデータベースと通信を行う自作アプリが、Windows XP搭載のLenovo ThinkPad T60でしか動作しないため、非常に困っておられました。半年前からファンの異音があり、現在は起動直後に電源が落ちる状態です。さらにバックライト切れで画面も視認できず、早急にシステムを復旧させ、あと3年は安定して使用したいとのご要望でした。

試作検証を経て、高耐久デスクトップPCへ環境を移植する入替プラン

ThinkPad T60の修理ではなく、将来的な部品入手や排熱効率に優れたデスクトップPCへの「ハードウェア入替」をご提案しました。Windows XPシステムとOracle通信アプリの確実な動作を保証するため、まずは試作機を作成して検証を実施。動作確認が取れた段階で、産業用レベルの高耐久部品を組み込んだ本番機を製作・納品するプロセスを採用しました。

ノートPCからデスクトップ化により、Windows XP環境の安定性と寿命が向上

デスクトップ機への移植により、ThinkPad T60で発生していたファンエラーや画面表示トラブルが完全に解消されました。事前に試作機で検証を行ったため、Windows XPおよびOracle通信アプリもトラブルなく稼働開始できました。高耐久部品を採用したことで信頼性も高まり、今後の長期運用にも耐えうる環境が整いました。