Dell製PowerEdge SC440が起動しない。Linux搭載の研究端末を修理
神奈川県の大学研究機関様
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研究室で常時稼働していたDell製サーバー「PowerEdge SC440」が突然起動しなくなったとのご相談をいただきました。本機はLinuxで動作する研究装置の制御用端末として欠かせない存在です。3ヶ月前から不調が続いていた装置を、電源ユニットの交換とメンテナンスにより復旧させた事例をご紹介します。
研究用装置を制御するLinux端末を早期に復旧させたい
研究室にて24時間体制で稼働しているDell PowerEdge SC440が、メインスイッチを入れても起動しなくなり、研究業務が完全にストップしてしまいました。メーカーサポートは既に終了しており、Linuxベースの特殊な環境であるため、現行システムを維持したまま、あと2年は安定して使い続けたいという切実なご要望をいただきました。
産業用高耐久電源への交換と内部オーバーホールを提案
詳細な診断の結果、故障原因が電源ユニットの劣化であると特定し、標準品ではなく長寿命な産業用高耐久電源ユニットへの交換を提案しました。また、Linux OSや制御ソフトの再構築が困難な状況を鑑み、データの整合性を維持したままハードウェアのみを刷新。常時稼働に耐えうる冷却ファンの点検も含め、Dell PowerEdge SC440の延命を最優先とした修理プランを策定いたしました。
起動不良を解消し、研究用端末の安定稼働を実現
電源ユニットの交換により、Dell PowerEdge SC440は正常に起動するようになりました。産業用部品を採用したことで、ご要望であった「今後2年間の安定稼働」を見込める環境を構築できました。Linux環境の設定やデータも修理前の状態を完全に維持しており、納品後すぐに研究を再開。お客様からは、装置の買い替えを回避し起動不良の不安が解消された点について、高い評価をいただきました。

























