微小Q値計測装置制御用パソコン(NEC FC-20XE/SP2Z2ZZ,Windows XP)の修理・延命
愛知県碧南市の研究所様
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研修所内で使用している微小Q値計測装置制御用パソコンが電源を入れても起動しないとご相談をいただき修理・延命を行いましたのでご紹介させていただきます。
微小Q値計測装置制御用パソコンが起動しない
微小Q値計測装置制御用パソコンの電源を入れても起動しないため、計測装置制御工程が停滞してしまい、後工程の停滞にも影響が生じている状態でした。
依頼元への納期にも遅延が生じ大至急の調整が必要となっていました。
なるべく最短で且つコストを抑えての修理をしていただき、微小Q値計測装置制御工程の再開をし依頼元への納期遅延を最小限に抑えたいと当社へご要望をいただきました。
既存PCで必要最低限の修理内容をご提案
微小Q値計測装置制御用パソコン起動後の状況の確認のために、PCのハードならびにソフトの中身の確認のため診断をご提案いたしました。
今回対象の制御用パソコンはNECのFC-20XE/SP2Z2ZZシリーズであり、2005年1月下旬に出荷開始され2009年12月に販売終了、2019年12月末に保守が終了しているモデルです。(ちなみにQ値とは共振器の性能指数のことで,例えば長く光を閉じ込められるものほど高Q値のようです)
診断結果としてPCのハードウェアは経年劣化が進んでおり、寿命を過ぎている状態でした。
そしてパソコンが起動しない事の考えられるエラー要因についてお客様へご説明いたしました。
お客様へPCを可能な限り長期に使用いただけるよう最善の修復作業と合わせて延命も考慮した最適な内容でご提案させていただきました。
・磁気情報抽出コピー
・ストレージ交換
・RAID再構築(追加ストレージ含む)
最適な策定案の実施により制御用パソコンは修復
必要最小限での中身の確認ならびに確認結果によるお客様が望まれるご希望内容に即した修理内容を策定。
それをご説明の上でご納得いただき、最小限のコストで抑え、且つ最短スケジュールにて対応致しました。
まず、制御用パソコンが正常に起動できるよう最低限必要な部品交換ならびに交換後の正常確認を確実に行いました。
コストもお客様の予算を越えず最低限で抑えることができたことでお客様に大変ご満足いただけております。
具体的には制御用パソコンを早期に修理し、PCを使用した微小Q値計測工程を再開し以降の停滞していた工程にも繋げていくことができました。
微小Q値計測装置制御用PCについては修理に加え将来的に使用する期間でも確実に起動するように適正な部品を組み込んで検査を実施しております。最終的には依頼元への納期を遵守できる様な計画で対応することができました。