地方インフラ再生の鍵は“仮想化”にあった!
自治体の危機を救ったプラント用PC延命【地方自治体 M様インタビュー】
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- 地方自治体 M様[社名非公開]
【業種】 プラント管理- 課題
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- 20年以上使用しているプラント用PCが起動しなくなり、業務に支障が発生
- メーカーでは修理不可。プラント設備全体の更新を勧められる
- 電気設備の更新だけでも数千万円はかかる
- 導入
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- プラント用PCの延命に向けたコンサルティングを実施
- 故障修理と仮想化による延命の成功
- 仮想環境の保守サポート
- 成果
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- 数億円かかるプラント設備全体の更新を回避
- 数千万円はかかる電気設備の更新も不要に
- いつ故障するかわからない不安が安心に変わる
今回は、日本ピーシーエキスパートが公共事業におけるPC延命でどのように貢献したかについて紹介します。
地方自治体のM様で公共事業の運営に携わっているA様はプラント用PCの突然の故障に直面。その危機を日本ピーシーエキスパートのサポートにより解決したプロセスを語っていただきました。
プラント用PC故障が業務に与えた影響
ー 突然のPC故障で重要なデータが見られない
A様が所属するプラント施設では監視システムでデータ積算などを行われています。その監視システムで使用している産業用PCは施設が出来てから20年以上稼働。ある日、機械設備の更新工事の関係でシャットダウンした後、突然電源が入らなくなりました。
A様
突然PCが使えなくなり、プラントで実際どのぐらいの処理がされたのか、重要なデータが見れなくなりとても困りました。
プラントの監視システムで使用されている産業用PC
ー メーカーから全設備の更新を勧められ困惑
すぐにプラントメーカーへ相談するが、PCのみの修理はできないと言われたそうです。
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A様 :
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今使っているPCの製造が終了しているので、全設備の更新が必要とのことでした。もし設備を更新するとなると費用面もですが、かなり長い期間、設備を使えなくなってしまいますので急な更新は現実的ではありませんでした。
PC延命を依頼した理由
ー 設備更新とPC延命を費用対効果で比較
すぐにネット検索を行いプラント用PCの修理が出来る会社を調べたところ、日本ピーシーエキスパートにたどり着く。ホームページにプラント用PCの修理実績も掲載されており、すぐに電話で見積もりを依頼。後日、オンラインでプラント用PC延命の提案が行われた。
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A様 :
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日本ピーシーエキスパートからは複数の延命プランをご提案いただきました。行政は予算が限られており、何度も財務担当者と協議をしましたが、複数の選択肢があったことでプラント機器を更新した場合とPC延命の費用を比較でき、比較的早く稟議を通すことが出来ました。また、専門的な説明が必要な部分も森田さんにわかりやすく説明していただき助かりました。
ー 仮想化できれば設備更新まで不安なく使い続けられる
日本ピーシーエキスパートの提案の中には究極のPC延命方法である「仮想化」も含まれていました。今回、修理ではなく「仮想化」を選択された理由をお聞きしたところ。
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A様 :
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一般的なサーバーなどで仮想化という技術があることは知ってましたが、プラントの作業用パソコンも仮想化できるというのは、日本ピーシーエキスパートから提案されて初めて知りました。 当初はPC修理の提案だけで終わると思っていましたので、仮想化することで長期間運用できると知り驚きました。また、次の設備更新まで不安なく使い続けられると思いました。
ー プラントの寿命は50年。それまでPC更新を先送りしたい
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A様 :
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パソコンを20年使っているのは長い方かもしれないですが、プラント全体の寿命として考えたらまだまだ短く、短くとも50年程度で考えています。PCを仮想化できれば、その他のハードの更新時期まで、パソコンの更新時期を先送りできます。
ー 行政機関としても信頼できる会社だと感じた
行政機関として、取引先の選定には特に注意を払ったそうです。今回、日本ピーシーエキスパートを選んだ理由について、お話を伺いました。
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A様 :
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日本ピーシーエキスパートはこれまでの案件数が多かったのと、お見積もりや提案の対応についても特段問題はありませんでした。問い合わせ時の対応も迅速で、上司も安心して依頼できる会社だと感じたようです。
また、修理状況を土木工事の写真帳みたいな形で写真付きで逐次報告してもらえたのも、安心できましたし、内部での報告がスムーズにでき現場としてはとても助かりました。
お客様にリアルタイムで進捗を報告する独自の「修理状況追跡システム」
プラント用PCを延命できたメリット
ー 仮想化により急な数千万円の設備投資が不要に
プラント設備の更新には莫大な費用と時間がかかります。今回、仮想化によりPC延命が成功したことによるメリットについてお聞きしました。
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A様 :
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もし設備を更新する場合、電気設備部分だけでも数千万はかかりますので、仮想化の費用対効果はいいと思います。また、設備更新のような大きな金額の支出が突然必要になると財務部局などの関係部局を説得するのに、かなり時間がかかります。何千万、下手すれば数億円かけてプラント設備の更新をやりますという話はすんなりとプロジェクトが進むとは思えないからです。
それが今回は、仮想化をご提案いただいたことで、設備更新のコストと比較できたので助かりました。
ー いつ故障するかわからない不安が取り除けた
費用対効果以外のメリットについてもお聞きしたところ
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A様 :
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長い期間、インフラ設備を止めることなく早期に業務を再開できたのは仮想化のおかげです。また、修理して終わりであれば、他の部分がいつ壊れるかわからないという懸念もありましたが、仮想化出来たことで再度故障する不安が大きく取り除けました。
仮想化できたことで早期にインフラ管理業務を再開できた
ー 思いがけない仮想化の提案に救われた
日本ピーシーエキスパートにとってパソコン修理はあくまで手段にすぎず、お客様の課題解決や費用対効果を考えた延命コンサルティングを行っている会社だと考えています。 今回、実際に依頼してそれを実感していただけたのかお聞きしました。
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A様 :
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繰り返しになりますが、修理して終わりだと思っていたところに、仮想化をご提案いただきました。複数の延命プランの違いや費用対効果費用も含めてとても丁寧にご説明いただき、こちらとしても仮想化できたことは思いがけず助かりました。
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森田 :
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お客様の課題に合わせたコンサルティングを行って課題解決することが、私たちの仕事ですのでお役に立てて良かったです。
日本ピーシーエキスパートに期待すること
ー 行政独自の紙文書にも対応。しっかりした会社だと実感
今回の日本ピーシーエキスパートの仕事ぶりについて率直な感想をお聞きしました。
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A様 :
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多少のトラブルがあった際もしっかりサポートしていただきましたし、納品後も現場の方からも十分対応してもらってますという報告は受けてます。行政独自の紙文書のやり取りもちゃんとご対応いただいてますし、しっかりしてる会社だと感じました。
ー 今後も自治体の古いPCを延命で救って欲しい
最後に、日本ピーシーエキスパートに対する今後の期待をお伺いしました。
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A様 :
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ウチのプラント設備はまだ20年ですが、他の自治体では 50年近く経ってるインフラ設備も沢山あります。そのような老朽化した設備でトラブルが発生し、万が一でも設備が停止することになると自治体としては大変な事態です。
予算が豊富ではない地方自治体にとって、設備を更新するのではなく仮想化で延命する選択肢があるというのはかなり助かるのではないかと思います。
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森田 :
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日本ピーシーエキスパートは、修理を超えて長期的な視野での延命を提供し、業務の安定稼働をサポートします。今後も引き続きご支援させていただきますのでよろしくお願いいたします。