検査装置PCの延命で食品製造現場に安定を取り戻す!突発的な1000万円の出費も回避【ワールドトレーディング様インタビュー】
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- 株式会社ワールドトレーディング様
【業種】 食品製造業
【事業内容】 トルティーヤやコーンチップスなど食品の製造・販売、輸出入
【創業】 1991年8月1日
【従業員数】 100人- 課題
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- 12年間使用していた検査用PCが故障し、検査業務に支障が生じた
- メーカー依頼の場合、交換費用として1,000万円が必要であり、急な出費が大きな負担となる
- PC故障により、検査作業を目視で対応することになり、現場の作業負担が増加
- 目視検査では、どうしても検査の精度や信頼度が低下してしまうリスクがある
- 導入
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- 故障した検査装置用PCの延命を図るためのコンサルティングを実施
- 緊急対応として、PCの故障修理とオーバーホールを迅速に行い早期復旧
- 成果
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- 延命成功により、1,000万円という突発的な大規模出費を回避
- 緊急対応により、検査精度と業務の質が早期に回復
- 半年以上継続する可能性のあった目視作業を終了させ、現場の負担を軽減
食品製造を行う株式会社ワールドトレーディング様から、「工場の検査装置で使用しているパソコンが起動しない」というご相談を受け、日本ピーシーエキスパートがPC修理・延命のコンサルティングを実施しました。
今回の対応について、工場責任者の平居様にご協力いただき、日本ピーシーエキスパートの延命コンサルに対する成果や率直なご意見を伺いました。
お話をお伺いした株式会社ワールドトレーディングの平居輝和様(左)、株式会社日本ピーシーエキスパート コンサルタント 森田 起也(右)
検査用PCの故障による業務への影響
ー 12年間使用していた検査用PCがついに故障
ワールドトレーディング様の工場では、主にブリトーの皮など食品の製造をしています。その製品の品質をチェックするための検査装置に使用していたPCが故障しました。
平居様
最初は電源を入れ直せばなんとか起動していたのですが、最終的にはまったく動かなくなりました。部品を交換したりしてだましだまし使ってきましたが、今回は完全に故障してしまいました。
工場の製造ラインの品質検査で使われている画像処理装置と専用PC
ー 検査の目視対応により現場は混乱
品質検査用のPC故障が業務にどう影響したのか、平居様に伺いました。
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平居様 :
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検査装置が使えない間は、不良品かどうかを目視で確認するしかなくなりました。機械ほどの精度が出せないため、作業負担も大きく、現場は混乱していました。
PC修理・延命を依頼した理由
ー メーカーに交換を依頼すると1000万円の急な出費に
早期に現場の負担軽減が必要だったため、まずはメーカーに相談されたとのことです。
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平居様 :
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メーカーに確認したところ、PC交換費用が1,000万円かかる上、納期も2~3か月必要と言われました。計画にない急な高額支出は厳しかったため、他に修理を依頼できる会社を探しました。
ー 業務用PCの修理実績が豊富な日本ピーシーエキスパートへの安心感
いくつかの修理会社を調べる中で、日本ピーシーエキスパートにたどり着いたそうです。当社を選んだ理由をお聞きしました。
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平居様 :
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業務用PCの修理実績が豊富で、安心して依頼できそうだと感じました。家庭用PCの修理を行う会社は多いですが、業務用PCの修理に特化した会社は少ないので助かりました。
ー 丁寧で親身な対応に満足
当社では、まず問い合わせいただいたお客様に現状の課題をヒアリングします。今回は早急な対応が必要と判断し、費用対効果を考慮した複数の延命プランの提案を行いました。その提案についてのご感想を伺うと。
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平居様 :
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非常に敏速で親身な対応に感謝しています。通常は見積もりが1種類だけ届くことが多いのですが、御社からは複数のプランがあり、それぞれわかりやすい説明が添えられていました。必要な項目だけを選べたので、非常に助かりました。
ー 業務への影響を最小限に抑えるためのPC延命措置
社内で検討の結果、日本ピーシーエキスパートから提案があったPC延命措置を取ることに決定。
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平居様 :
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当時の選択肢は2つでした。1つはPCや装置を新しいものに交換する案、もう1つは御社から提案いただいた現在のPCを延命しつつ、バックアップ環境を整える案です。
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森田 :
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製造業にとって、将来的な設備交換を検討しておくことは必要だからですね。
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平居様 :
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その通りです。最終的には装置を新しくする方向で進めていますが、新装置の準備が整うまでの業務を円滑に進めるため、特急対応でのPC延命をお願いしました。
PC修理・延命によるメリット
ー 信頼できるエビデンスがもたらす安心感
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森田 :
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PC延命をご依頼いただいてから不安はありませんでしたか?
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平居様 :
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依頼中のレポートを確認しましたが、データに基づいた温度分布の写真などが添えられていて、とても信頼できる内容でした。通常なら『部品を交換しました』で終わることが多いのですが、御社のレポートは丁寧なデータ提示があり、非常に安心感がありました。
お客様にはリアルタイムで詳細なレポートを確認できるシステムを提供
ー 目視作業が半年続く可能性もあった
日本ピーシーエキスパートの迅速な対応で無事にPCの延命が成功しましたが、もしこの対応がうまくいかなかった場合の影響についてお聞きしました。
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平居様 :
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人が目視で対応すると、どうしても精度や信頼度が低下してしまいます。作業も増え、現場の負担が大きくなります。また、設備入れ替えが完了する半年間の目視作業を想定していたため、現場の負担は相当なものだったと思います。
PC延命成功で品質検査も早期に再開できました
ー リスク管理を考えた柔軟な選択肢に救われる
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森田 :
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日本ピーシーエキスパートは単に修理を行うだけでなく、お客様の課題解決や費用対効果を重視した延命コンサルティングを行っています。今回、実感いただけましたか?
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平居様 :
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はい、『このプランならこう』といった形で複数の選択肢を提示していただきました。例えば、最低限の修理で済ませる案、長期使用に耐えられるようさらに手を加える案、そしてリスク管理も考慮して、より万全な仮想化まで提案いただきました。
こうした複数の選択肢を示してもらえたことで大変助かりました。
日本ピーシーエキスパートに対する期待
ー 日本の製造業に再び活力を
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森田 :
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私自身、メーカー出身で長年技術に携わってきました。以前は『メイド・イン・ジャパン』が世界で高く評価されていましたが、最近は『メイド・イン・チャイナ』が主流となり、日本の製造業の活力が落ちているように感じます。少子高齢化も影響し、技術力のある町工場が中国へ流れてしまいがちです。大企業とは異なる、素晴らしい技術を持ちながらも資金力に乏しい町工場が、ちょっとした機器の故障で生産が止まるような事態も少なくありません。こうした企業を支え、日本の技術を次世代に繋げていきたいという思いで取り組んでいます。
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平居様 :
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町工場の方々と話すと、高齢の方も多く、ネットで情報を調べるのが難しいという声をよく聞きます。良い製品やサービスがあると分かっていても、それをネットで見つけるのが困難な状況です。ネット検索に頼ることが少ないため、困っている方ほど情報にアクセスしづらいのかもしれません。
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森田 :
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そうですね。私たちも町工場への様々な支援を続けており、3年前には日経新聞にも取り上げていただきましたが、こういったメディアの力を借りれば、ネット検索をしない層にも情報が届くのではと感じています。
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平居様 :
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おっしゃる通りです。ネットは便利ですが、特に高齢の経営者の方は使いこなせない場合も多いです。そうなると、メディアの力や広報のサポートが重要ですね。
今後も御社のさらなる活躍を期待しております。
お忙しい中、インタビューへのご協力ありがとうございました