ミツトヨ三次元測定機MCOSMOS用PC（IBM type6862-W8J　Windows NT 4.0）の故障修理・延命実績

ミツトヨ　三次元測定機　MCOSMOSのパソコンが突然起動しなくなり、生産が止まってしまったとご相談をいただき、当社で故障修理・延命を行いましたのでご紹介いたします。

ミツトヨ三次元測定機MCOSMOS用パソコンが突然起動

●ご相談内容
ミツトヨ　三次元測定機　MCOSMOSのパソコンが突然起動しなくなり、生産が止まってしまった修理して動作するようにしてほしい。
三次元測定機本体はまだまだ使えるので、パソコンを延命して5年以上は使っていきたい

HDDの物理障害のため、データ復旧・その他劣化部品のオーバーホールを提案

HDDは物理障害のため、データ復旧の必要があります。
そのうえでOSの復旧・三次元測定機制御アプリの復旧・設定の復元ができるのがベストです。

また、メインボード、電源ユニットも経年劣化が進みいつ故障してもおかしくない状態なので、オーバーホールすることにより延命を図ることができるので、こちらも提案しました。
予備機も製作可能でしたが、お客様ご予算の都合上、今回は提案を見送りました。

HDDデータ復旧に成功し、OS,アプリ、設定情報すべての復旧に成功し延命もできました

HDDの状態はあまりよくありませんでしたが、ほぼ100%の磁気情報を正常に抽出することに成功しました。これにより、OS、アプリ、設定値すべてオリジナルのままで復旧ができました。

今後は同様の物理障害にならないように、産業用のSSDに交換したうえで、電源ユニット、メインボードのアルミ電解コンデンサ及び、レギュレータICを日本製の高性能な新品に交換しました。

このままPCを現場に装着すれば三次元測定機が今まで通り使用可能になります。