Nanometrics8300（反射膜厚計）専用端末パソコン（DELL OPTIPLEX GX PRO OS/２）の復旧見積実績

反射膜厚計の専用端末パソコンとして使用している20年以上前の産業用PCが固まって業務に支障が出ているとご相談をいただき、復旧見積を行いましたのでご紹介させていただきます。

普段修理を依頼している会社はマザーボードが手に入らず修理NG

●ご相談内容
1999年製造の産業用PCです。シリアル信号が出力されず,通信しようとすると固まります。
古いシステムのため完璧な切り分けが出来ていませんが、やれる範囲で試したこれまでの状況的にマザーボードに異常が有るのではと思い依頼させて頂きました。
普段修理を依頼しているところからはマザーボードが手に入らず修理NGといわれています。
OS(IBMのOS2/warp)は正常に立ち上がります。
HDは新品に代え、元のシステムをまるごと移植しています。
念のため元のHDも一緒に送付します

オリジナル修理、メインボード交換、予備機製作の3つの提案

電源ユニットが経年劣化しており、こちらは問題なくオーバーホールできます。
シリアル通信ができない件については、

１．メインボードハンダやり直し（O/H)のプラン
２．メインボード交換プラン
３．上記両方のプラン

以上3プランを提案しました。

試作品を仮納品し設備が動作するかを検証します

設備用PCの修理は、PCが動作すればよいということではなく、設備が動作して初めて意味を成します。
PCは治りました。でも、設備につなげても動きませんでした。PC修理はできたのであとは知りません。というわけにはいかないのです。

したがって、上記3プランいずれの場合でも、試作品を製作して納品し、設備と実際に接続をして設備が動作するかを確認します。
確認が取れたら初めて本格的なメンテナンスをすることにより、お客様側のPC修理リスクを少しでも低減しております。